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がんじがらめ
仕事を辞めたのが8ヶ月前。
実家に帰って来たのが2ヶ月前。
最近ようやくこの生活に慣れてきたとはいえ、まだどこかしら慣れきれず、戸惑っている自分がいる。

なんだか訳のわからないことに縛られていて。
誰かに何かを言われたからという訳ではなく。
いや、実際には言われた影響を多大に受けてはいるんだけど。
誰に何を言われたからとかではなく、自分が自分で自分自身を偏った考え方に縛り付けてしまっていて。
少し前まで完全に身動きが取れなくなってしまっていた。
それで、身内から色々注意を受けたというか、諭されたことをきっかけにようやく少しずつ動き出そうとし出した今日この頃。
それでも、こんなにも長く仕事をせずにいた代償というのは大きく。
また頑張れるんだろうか、またやっていけるんだろうか、そもそも仕事は見つかるんだろうか、という不安に駆られる。
もっと死に物狂いで頑張って探さなきゃいけないんだと思いつつ、腰を上げるのが億劫で、そんな自分に自己嫌悪する。

もしここが実家じゃなかったら、と馬鹿なことを考える。
実家だからこそ、守られ、収入はないけど家賃の心配はせずに済んでいる。
感謝すべきことが沢山あるのに、ついつい、自分にとって嫌な面、辛い面、マイナス面に着目してしまう。
家に家族がいるということはとても有難いこと。
でも、家族と住んでいない期間がそれなりに長かった自分にとっては未だに慣れず。
自分のペースで過ごせないでいる。
もしここに一人だったら、自分はもうちょっと行動できていたんじゃないか、と思ってしまったりする。

人のせいにするのは辞めなさい、とハッキリと身内に起こられたのは年末のこと。
いい年をして身内や両親からこんこんと説教されるということは本当に情けなく、涙が出た。
こんな歳になって何やってんだろう、と。
でも話してみて、改めて自分は過去のことを引きずってるんだな、と思った。
親から愛されなかった過去。
散々御局様にいびられて辛い仕事をしていた過去。
グズだとかノロマだとか、お前は何をやってもダメだとか、お前にできるはずがないと言われた過去。
そういう嫌だった過去、嫌だったことが心の奥底に根強く、しつこくこびりついていて。
普段はあまり気にしていないのに、何かふとした時にそれが上がってきたり。
勝手にそういう言葉や過去に自分で縛られてしまって、うまく動けなかったり。
自分で自分の行動に沢山制限をかけてしまっている。
「どうしてそうすぐ否定するの?どうしてそんなにすぐ無理って決めつけるの?どうしてそう可能性を否定するの?」
そう指摘された。
ああしてみたら、こうしてみたら?と聞かれても、自分には無理、できないと言ってしまったり。
こうしたらあれは諦めなきゃ、これを取るならこれはできない、諦めなきゃ、と思ってしまっているんだということに、自分では気づけていなかった。
こっちの道を選択するには、他の道は一切諦めなきゃいけない、他の幸せは一切捨てなきゃいけない、と思っていた。
何かすることに対しても、命がけのような、そんな感じで。
それは必至という意味ではなく、悪い意味で捨て身というか、自分が飢え死にしてでもそれを貫き通さなきゃいけないんじゃないか、みたいな変な考えに凝り固まっていたみたい。
こういう道を選んで、もし他の道の可能性が出た場合、両方を取ることも可能なんだ、という考えは私には一切なく。
もっと言えば、一般企業等では働いちゃいけないんじゃないか、とすら思っていて。
今思えば相当おかしな考え方をしていたんだけど、そんなことには全く気付かず、何故自分はそんなにも家族や身内から責められるのかと不思議で仕方がなかった。
こうしたいとか、ああしたいというよりかは、こうしなくちゃいけないんじゃないか、ああしなくちゃいけないんじゃないか、と思っていた。
洗脳されてるよ、と身内に言われた。
私は相当周りの偏った人たち、特殊な人たちの影響を強く受けすぎている、と。
自分が相当特殊な環境にどっぷり浸かっていたということにすら気づけておらず、自分にとってはそこが唯一の世界だったので。
それがなくなった今、前と今のあまりの大きな環境の違い、変化に戸惑い、なかなか受け入れられず。
そして前の環境に心の中でしがみつけばしがみつくほど、悪循環を生んでいた。
そういうことにこんな歳になってもなお気づけず、いつまでも小さな子供みたいな自分を知ってとても恥ずかしく。
でも、そんな自分にとことん付き合って朝方まで説教してくれた家族達に感謝した。
涙が止まらず、また翌日も涙をずっと耐えていたようなおかしな二日間だった。

未だによくわからず、うまくできず、そしてふとしたことで死にたくなったりもして。
鬱なのかなぁと思ったり、ホルモンのせいかなぁと思ったり、ただずっと精神的に疲れてるのかなぁとも思ったり。
何が正しくて何がおかしいのか、未だによくわからないところがある。
かと思えば半ば無理やり前向きになり、自分はまだできるぞ、と思ったり、かと思えば翌日になるとどよーんと憂鬱になったりする。
躁鬱なのかもしれない、とよく思う。
それにやっぱり自分は脳の障害を抱えてるんじゃないかと思えて仕方がなくて。
年末立ち読みした発達障害の本のチェックリストをパラパラ見たところ、大方の項目が当てはまってたし。
身内から色々言われた時も、「でもやりたくてもできないんだよ!私だってずっと頑張ってるけどできないんだよ!私は普通じゃないんだよ!」と泣いている自分がいた。
恥ずかしくて恥ずかしくて仕方がなかった。
いろんな意味で。
自分は脳に障害があると思う、病気だと思うと言ったら、相変わらず母には怒られた。
病気のせいにするな、と。
でも身内は言った。
「それなら病院へ行きなさい」と。
母はいつも私がその話をする度に私を叱りつけ、病気のせいにするなというから、私はずっと病院に行って真実を知りたいと思いながら、病院に行くことはできなかった。
身内に、「病院へ行きたいのか?」と聞かれた。
私は迷った。
前は行きたかった。
行って真実を知りたかったし、もし本当に病気ならその対策を知って楽になりたかった。
でも今更すぎる、と思った。
それにこんなになって。
こんなに何十年も経って。
今更病院に行って、もしこれが病気じゃないと言われてしまったなら、私は一体どうしていったらいいのだろう、と。
あなたの脳は正常です、どこも異常ありませんと言われたら、じゃあこんなに他の人と違う自分は、他の人には当たり前のことがうまくできない自分は。
欠陥だらけの自分は、どうやって生きていったらいいのだろう、と。
その後、やっぱり病院へ行った方がいいのか、それとも行く必要はないのかと繰り返し考え迷い、行動できないでいる。
そもそも働いていないので、お金がない、病院代がもったいない、と思えてしまうこともある。
でも、「自分に投資」するんだと思って、今、この時に、色々自分に投資して、沢山のものを巻き返し、整えていかないといけない、とも思う。
そう思う反面、自分で自分にプレッシャーをかけすぎているのか、はたまた家族からの責めの圧力なのか。
色々しなきゃいけないこと、した方がいいことがあっても、うまくできず、ただただ日ばかりが過ぎていく。
このままヨボヨボになって死んでしまいそうだと思ったり。
ずっとこんなんだったら生きてても楽しくない、死んでしまいたいと思ったり。
でもどうせ死ぬのなら、最後に思いっきり楽しんでしまった方がいいんじゃないかと思ったり。
でもそうする気力、元気がないなぁとも思ったり。
上がったり、下がったりの毎日。
ただただ日が無駄に過ぎていく。
この世に無駄なことなんてないと信じていた私だけど。
何故こんなにも自分から貴重な毎日を無駄にしてしまうような生き方をしているのだろう、と。
少し前まではそれなりに情熱もあった。
したいこともあった。
希望もあった。
でもそういったことが全て打ち砕かれ、難しいとわかり、多くの人から否定され。
希望を失い、情熱も薄れ、できると思っていたことができないとわかり。
じゃあ自分には何ができるのだろう、と。
何をしたらいいのだろう。
何をするべきなのだろう。
そう思っていたけど、この時、自分を犠牲にして何をしなきゃいけないのだろう、どこまで自分を犠牲にしなきゃいけないのだろう、と思っていた。
このことについても身内から指摘された。
「犠牲って何?」と言われた。
どうしてそんなに自分を犠牲にしてると思うのか、一体何を犠牲にしてるのか、と母に怒られた。
お前は何も犠牲にしてない、むしろこちらが迷惑している、と。
私は、自分を犠牲にし、したいことを我慢し、居たくもない場所に留まり、自分を捧げ続けないといけないのだと、そう偏った考えをしていた。
身内から全て白紙にしろ、と言われた。
今までの過去のこと、過去の仕事のこと、未来のこと、いろんなことを全て白紙にし、その上で自分の人生をしっかり立て直せ、と。
人のせいにするな。
過去を引きずるな。
全部忘れろ。
全部忘れて全てを白紙にして、そしてしっかり自分の人生を考えろ、と。

ずっと結婚できないことにも悩み続け。
毎日のように来る父親からの「結婚しろ」攻撃に何度もノイローゼのようになり。
自分はもう結婚を諦めないといけないのかもしれない、と思った。
こんなに待っても誰も来ないなら。
誰ともうまくいかないなら。
自分にとって正しいと思える人が見つからないのなら。
一生一人で生きていくことを、いい加減本気で考え、覚悟していかないといけないのかもしれない、と。
そしてそう思えば思うほど、次に見つける仕事のプレッシャーとか。
色々なことが絡まってきて、何も進んでいないのに頭や心が疲弊していく。
それに本気で仕事を見つけて進み始めたなら、万が一後からひょこっといい人が現れても、自分は仕事を選んだのだから結婚はできないんじゃないか。
後からどんなにいい人が来たとしても、結婚を諦めないといけないんじゃないか。
結婚しちゃいけないんじゃないか。
始めたばかりの仕事を放り出してはいけないんじゃないか。
そんな風に思っていて、結婚を取るか、仕事を取るか、みたいな、ひどく非現実的なことに頭を悩ませたり。
本当に今思えば馬鹿みたいなんだけど。
身内から指摘されるまでは本気でそういう考え方に取り憑かれていたりして。
こういう、白黒はっきりしなきゃ、みたいなところとか。
何かと融通が利かないところとか。
優先順位がつけられないところとか。
そういうおかしなところが私を苦しめて。
何故神様は私をこんな風に作ったのだろう、と思う。

言いたいことがまとまらない。
吐き出したいことがありすぎて。
訳がわからなくて。
毎日の呑み込まれそうな何かと戦っていて、でも具体的な行動はあまりできていなくて。
もっと、こうなったらいいのに、ああなったらいいのにとか。
いざじゃあ全て本当に白紙になって、あなたは何でもやりたいことやっていいですよってなったら何がしたいのか?って考えてもわからなかったり。
自分はどうしたいのだろう、何をしたいのだろう、何ができるのだろう、そういった疑問に今も答えは出ないまま。
動き出さないと何も見つからないよ、と母に何度も言われる。
母は仕事のことについて言ってるんだと思うけど、何事もそうなんだろう。
私の一歩は小さすぎて、毎日の足掻きは微々たるものでしかなく。
目に見えるような大きな変化というのはほとんどなく、たまに何かできたと思えば翌日また色々と出来なくなり、一歩進んではまた定位置に戻ってきてしまってるような状態なんだと思う。
真面目に生きている人から見れば、こんな私を見るのは大層腹立たしくて嫌だろうと思う。
家族や身内から怒られるのも理解できるし、何より自分自身、こんな自分が嫌で堪らない。
でもできない、というのが。
心底馬鹿みたいなただの甘えなのか。
本当に何かがおかしくてできないのか。
それともその両方がミックスしているのか。
毎日毎日頭にどこかしら靄がかかっているようで、思考がすっきりしないことの意味は何なのか。
人には個性というものがあり、人それぞれその個性を生かして生きていけるはずだろうに。
じゃあ私のこの厄介な個性は一体全体どう役に立つのか、とか。
自分で自分を持て余している自分は、どうしたらいいのか、とか。
進みたいのに一歩踏み出すのが怖いと感じている自分とか。
誰かの助けを求めてみたいけど、はっきりとしたことを知ることが怖いと思う自分とか。
もうほんと一体何が正しくて、何がおかしくて、どうしたらいいのかわからなくて。
ただ人並みに、人並みの生活に戻れたらいいなと。

明日もまたもがきながら生きていくんだろうな。
自分は自己否定が強いし、前ほどではないとは言え、まだまだ自分を大切にできていないんだろうな。
結局自分を変な意味で大切にしすぎて、変に甘やかしてしまい。
悪い意味で自分に厳しく、大切にせずに自分を責めて、そのくせ動けず、悪循環の泥沼にはまってばかりいる。
でもどこか妙に前向きで、かと思えば後ろ向きで。
本当に不安定で仕方がない。
もっと本当の意味で自分を大切にできたら。
愛せたら。
否定せずに受け入れられたらいいな。
大丈夫だよって、心の底から自分に言ってあげられるくらい。
自分に自信がついたらいいな。
そのために、今やっている微々たる行動、足掻きを、諦めずに続けて行こう。
人から見たら何も動いていないような毎日で。
自分の目から見ても亀のような、進んでいるのか寝ているのかわからないような歩みであっても。
確実に進んでいこう。
じゃなかったら、生きてる意味も見失いそう。
できる、できる、できる。
たまには自己暗示をして。
やれる、やれる、やれる。
人生もっと楽しんでいきたい。
でも、「楽しむって何?」とも指摘された。
私の楽しむは的外れだと。
結局無理していて楽しめてない、と。
楽しむという意味を履き違えている、と。
もっと地に足をつけて生きろ、と。
そう言われた。

結局、今までの自分の価値観を色々否定されて、指摘され、それ自体は本当に良かったけど。
ある意味余計色々わからなくなって。
自分が信じてたものが違って。
自分がしようとしてたことがおかしくて。
じゃあ、自分はどうしたらいいのか、どういう方向に進んでいったらいいのか、どうすれば周りと調和が取れるのか、と。
ここで生きていくのならば、大なり小なりここでのルールに従わないといけないし、ここに合う生き方をしないといけない。
じゃないと、いつまでも苦しい。
今まで見てきたものがあまりにも違いすぎて。
未だに掴めずにいる。
たまに今が酷く非現実的というか、なんだか生きているんだけど、生きていないような。
生きているんだけど、何かが、どこかが死んでいるような。
自分の人生なんだけど、どこか他人任せというか、何か諦めているような。
きちんと自分の人生を取り戻さないといけないなと思う。

まとまらない。
とにかく、日々前進あるのみ。
迷ったことは一生の宝。
そう思える日が来るまで。

by akira-244 | 2017-01-07 03:04
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